親の役割は子どもが苦しんでいたら、その子どもを助けようとしないで、子どもを苦しまない場所に逃がしてあげれば良い、子どもが苦しまない生き方をさせれば良いという意味になのですね。
子供が自分で辛さを回避できているうちはよいのでしょうが、辛いと訴えてきたときは、その状況から親がのがれさせてあげるだけでいいと言うことですね。
昨日、わたしの妹の家に行ったとき、ちょうど一年生の姪が帰宅していて、父親に下校途中の様子を詳しく話すように言われていました。
どうも、泣きながら自宅に帰ってきたようで、友達となにかあったみたいでした。
父親は下校の様子から特にトラブルになる出来事はなかったと感じていたようですが、友達を追い越して追い越されて、、を繰り返す我が子の行動が相手をイライラさせてしまったと思ったようで、
そんなことをするから友達が嫌な思いをしたのだよ、、と父親は言っていました。
その後も父親はしつこく娘に話を聞いていましたが、かわいそうで私は帰りました。
やはり親は解決策を教えて、今後同じようなことが起きたら対処できるようにするのでしょう。
子供のためになる方法は、解決策よりもその辛いことから離してあげるなんて考えもしないと思います。
もちろん子供がどうしたらいいかと聞けば提案はできますが、大人の押し付けの対処法は子供を苦しめることになりかねないですね。
子供が自殺したニュースを聞くと、死にたいくらい学校が嫌なら我が子なら行かせない、、という親が多いですが、実際子供間のトラブルで嫌な思いをしているわが子を見ても行かさない対応をする親はほとんどいませんよね。
解決策を考えて行かせますよね。
そうやって子供を助けた気になっているだけで、子供の立場からしたら解決していないのですよね。
子供は接近系を求めて遊んでばかりいるように見えますが、楽しい遊びを満喫したらさらに楽しいことを求めて進んでいき、興味のあることが社会に出ていくきっかけになるのだろうと思います。
生き生きとした大人になるには子供時代の成長の仕方が大きな影響を与えますね。
親の押しつけではなくて、子供の成長しようとする自然な動きにあわせる育児と言いますか、、幼くても一人の人間としての意志を認めて成長を邪魔しないというか、、
うまく言えませんが、助けが必要な時は子供から求めてくれば教えてあげることができますので、親子関係をようくして信頼関係を築いていれば、親は心配せずに子供を見守ることができると思いました。
私も息子はとても信頼できる子供だと思いますので、黙って見守りたいと思います。
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