子どもの立場からの登校拒否、不登校、いじめ、引きこもりについてQ and A version 4
{4。 年長の子どもの引きこもり }
(3)引きこもりと医療
「不眠を訴えて、対応に困っています」 目次へ戻る
登校拒否、不登校、引きこもりの人たちは夜眠れないで、昼間寝ています。不眠症ではありません。必ずしも好ましくはありませんが、薬を投与しなくても昼間には眠られるからです。
夜は子どもを苦しめる刺激が少ないので、子どもは楽に生活できます。その結果昼間眠くなり夜昼逆転を生じます。また、昼間は子どもを苦しめる刺激が多いために、寝てしまった方が、その嫌な刺激で苦しまなくて済みます。
「鬱病と診断されて投薬を受けています」 目次へ戻る
登校拒否、不登校、引きこもりの子どもには精神疾患は有りません。医者で「鬱病」や「分裂病」、「境界型」などと診断を受けても、それは医者が間違いです。登校拒否、不登校、引きこもりの子どもたちは病気と紛らわしい症状を出しますが、ストレスという原因に反応して、いろいろな症状を出しているだけです。それを鬱状態と言います。鬱状態を医者が病気と誤診しているだけです。鬱状態は、子どもを苦しめる刺激が無くなると消失します。薬で症状は軽くなりますが、決して治りません。多くの場合薬を使うと、鬱状態と薬の副作用で苦しむことになります。登校拒否、不登校、引きこもりの子ども達は鬱状態に陥りやすいです。鬱状態の症状は鬱病の症状とほぼ同じです。
「幻聴、幻覚、盲、聾、唖を訴える子どもをどう理解したらよいでしょうか?」 目次へ戻る
登校拒否、不登校の段階でも、時に幻聴、幻覚、盲、聾、唖を訴える子どもがいます。これらの子ども達は学校から隔離する、登校刺激を止めることで簡単に解決します。
引きこもりの子ども達の訴えには難しさがあります。多くは親からのストレスで生じていますから、親が理解するまでは無くなりません。親は子どものために一生懸命対応をしていますから、親が子どもを苦しめているとは全く考えません。親が子どものこれらの症状の原因であると説明してもなかなか理解できません。
「子どもが突然暴れ出します。病気ではないでしょうか?」 目次へ戻る
子どもには心の病気は有りません。その子どもは、周囲の人が気づかないような事で子どもの心の傷を激しく疼かせて(普通の人では何の反応も起こさせないような事柄である、その子どもでは心の傷を疼かせる事柄を思い出し、その思い出した事柄で心の傷を激しく疼かせて)、その辛さから暴れています。母親が「辛いんだね、良いんだよ。」と受け入れてあげると、まもなく子どもは落ち着いてきます。子どもが暴れる原因を見つけるのは大変に難しいです。
「カウンセリングの効用について教えて下さい。」 目次へ戻る
年長の引きこもりの子どもに対するカウンセリングには二つの狙いがあります。一つは引きこもっている子どもの思いを聞いて、子どもの心を穏やかにしてあげることです。もう一つは自分を縛り付けている常識を取り除いて、ありのままの自分を認めさせることです。この二つの目標を実行するには、心理学、精神医学などの知識がない方が良いです。知識が有ると、ついついその知識を押しつけてしまい、かえって子どもを苦しめます。
カウンセラーはゆっくりと時間をかけて子どもの思いを聞きます。子どもが納得するまで聞き続けます。決して聞き出すのではありません。子どもが言わなければ黙って待っています。聞いている中で、子どもの心を縛っている常識を取り除いてあげる、子どもの有るがままの思いや行動を、「それでいいんだよ」と、そのまま認めてあげます。
登校拒否、不登校の子どもへのカウンセリングは殆ど意味がありません。それは登校刺激になる場合が多いです。登校拒否、不登校の場合には、母親へのカウンセリングは大きな意味が有ります。子どもの登校拒否、不登校を受け入れられる母親になってもらうために行います。
「拒食、過食について説明して下さい」 目次へ戻る
拒食を訴える子どもは肥満に対して強い拒否反応を生じます。その肥満も、一般の人では肥満に入らないような状態でも肥満と感じていまい、食事を食べられません。食べると吐き気が来ます。吐けないときには指を喉につっこんででも吐かないと落ち着きません。子どもの思う量以上に食べてしまうと、過食を訴えます。
過食は食べないと心が落ち着かない状態です。食べても食べても落ち着きません。食べて肥満になる子どももいます。食べると指をつっこんででも吐かないと落ち着かない子どももいます。指を突っ込んで吐いても、又食べないと落ち着きません。
拒食も過食も、子どもをストレスから隔離すると生じなくなります。決して生活習慣の問題ではありません。ストレスの回避法の一つの表現です。ストレスが加わっている限り、拒食、過食を止めさせるような対応はかえって子どもの状態を悪くします。
「年長の子どもの引きこもりに対する治療法は無いのでしょうか?」 目次へ戻る
短時間に解決する方法はありません。薬や子どもの訴えを押さえてしまうような対応はその場限りで、その後子どもをより苦しめることになります。それらは訴える子ども達を否定することになるからです。
カウンセリングによりありのままの自分を認められるようにすることが治療になります。また自分で自分をカウンセリングするための自己説得法が効果的です。